

作りたい製品についておたずねします。
何を、いつまでに、いくつ、いくらぐらいで作りたいかなどをおこたえください。製品の用途、サイズ、色、紙質、数量、その他の加工、納期やご予算などのご要望を伺います。
作りたい製品のイメージを固めておいて頂くとご相談がスムーズです。
見本になる印刷物(ご希望の仕上がりに近い、大きさ、内容、色数の印刷物)を参考にお話頂けるとより明確です。製品の使用目的に合った紙の材質、最も適した材料や印刷方法を選択することでコストや納期にムリ・ムダのないようお打合せします。

製品の条件(サイズや数量など)に基づいて経験豊かな担当営業がお見積りいたします。デザイン、レイアウトがわからないときもお気軽にご相談ください。写真撮影、ロゴマーク・イラストの作成なども承ります。
印刷はコピーとは違い、製品にするまでにいくつもの工程を経て作られます。納期やコストはそれなりに必要ですが、版下となる原稿のデータをお客さま側でご用意頂くことでコストを節約する方法もあります。ワードや一太郎等のパソコンソフトで入力した文字(テキストデータ)、デジタルカメラで撮影した写真(画像データ)も活用できます。

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文字原稿
用紙・形式は問いません。ワープロで紙出力も歓迎。レイアウトもあわせてお書き添えください。 |
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写真原稿
プリント・フィルム(ポジ)で入稿可能です。 |
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その他の原稿
必要なロゴマーク 清刷(きよずり)が使えない場合は鮮明な印刷物イラスト・カットなど手書きのほか市販のカット集からお選びください。 |
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デジタル入稿
パソコンで作成したファイルデータやデジタルカメラで撮影した画像データでの入稿windows・Macで作成したデータ必ず作成に使用したパソコンのOSとアプリケーションソフト名をお伝えください。CD-ROM・MOディスク・eメール等でお受け取りします。 |

営業担当から製品の指示を受け正確に柔軟に製品をかたち作ります。またはお打ち合わせの段階からご相談に応じアイデアをご提案します。
アナログ原稿→デジタルデータに
文字原稿は豊富なフォントを使用し美しい文字組に。写真や絵はハイエンドスキャナーでデジタル処理します。写真撮影も承ります。またご希望に応じて適切なイメージ写真、イラストをご用意いたします。
それぞれの原稿を集め製品の目的にフィットしたレイアウト・デザインをします。作業はwindows・MacによるDTPが主流。デジタル版下を作成します。

デジタル版下の出力
校了(最終校正がOKになったら)デジタル版下を出力します。版下は効率よく印刷・加工するために面付けされています。大きな用紙にトンボで製品の仕上がり寸法などが示されています。
製版フィルム出力
版下をイメージセッタ(高解像度出力機)でフィルムに分版出力します。製品の色数や性質に合わせて出力線数等コントロールします。フィルムを印刷機に取り付ける刷版(PS版)に焼き付けます。

製版フィルムの確認のための試し刷りを色校正と言います。色校正は製版フィルムを校正専用の刷版(さっぱん)に焼き付けて校正用の印刷機で印刷されます。直しがあれば修正後、再びフィルム出力→製版をします。
色校正の工程は省略することもあります。またCTP印刷では色校正はありません。吾妻印刷では簡易色校正として刷版出力と同等の色再現ができるプリンタ出力紙をご用意することもあります。

印刷にはカラー印刷と特色印刷があります。カラー印刷はプロセスインク(シアン・マゼンダ・イエロー・ブラックの4色のインク)を使って印刷されます。また特色印刷は色見本に従って作られた色インクを使って印刷されます。刷版を印刷機にセットし印刷します。
オフセット印刷
オフセット印刷は平版印刷の一種で品質、コストとも最もバランスのよい印刷方式と言われています。
オフセット枚葉印刷機
カット紙に印刷する印刷機で、新聞などを刷ることで知られる輪転機に比べ少部数印刷に向いています。紙のサイズ、紙の厚さに順応しやすい印刷機です。版胴にセットされた刷版は表面を水ローラーで湿され、油性のインキをつけると、水と油の反発作用で画線部にのみインキが付きます。インキは一度ブランケット胴に写り、1枚ずつ送られてくる用紙に写しとられます。4色印刷の場合、各色の刷版がセットされた版胴が回る各色ユニットの中、渡し胴のくわえ爪により用紙は送られ各色のインキが次々と刷られます。

印刷された紙は断裁→折り→丁合→綴じ→仕上げ裁ち等がなされようやく製品となります。製版段階の面付けも製本の際に折る順番に則ってなされています。折りは冊子のとじ方に準じています。
断裁
断裁には、印刷をする前の用紙を切る白紙断裁、すでに印刷された紙を切る仕上断裁や中綴じ断裁があります。
折り
冊子や本などのページ物は、ページの順番が整うよう折りたたまれます。パンフレットなども必要に応じ2つ折りや3つ折りに仕上げ折りされます。
丁合(ちょうあい)
ページ物は複数の印刷された紙がページ順になるように、折り丁をページの順に揃え、一冊分にまとめます。 手作業で行う手丁合いと、丁合い機を使う機械丁合いとがあります。
製本
折り本をとじる作業です。製本方法には上製本と並製本があり商業印刷物などで多用されるのは並製本の 無線とじ・平とじ・中とじ等です。製本後に本のとじ側以外の三方を断裁しきれいに揃えることを三方裁ちといいます。
並製本(ソフトカバー)
【 中綴じ 】 : 二つ折りの紙の折り目を表紙を含めて針金で綴じる
【 糸綴じ 】 : 平綴じの折り丁を糸でかがりまとめ、表紙でくるむ
【 無線綴じ 】 : 糸や針金を使わず、接着剤で背を固めて頁をまとめ、表紙でくるむ
【 平綴じ(針金綴じ) 】 : のど側5ミリ程度をとじ代にして針金でまとめ、表紙でくるむ
上製本(ハードカバー)
糸綴じの折り丁を丈夫な表紙で包む表紙は中味よりひとまわり大きくチリ(表紙と中身の寸法の差)や見返し(表紙と中身に間の紙)がある耐久性・耐腐性に優れ、保存に適している上製本のうえにさらにカバーと帯をつけることもある

できあがった製品は梱包され担当営業の指示でお客様にお届けします。